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新規事業リリースラッシュが続くグリー、その戦略とは?

Photo: by greelogo https://docs.developer.gree.net/ja/assets/doc/ja/terms/VisualIdentitySystemGuidelines_Vendors_v2.0.pdf

ここ数ヶ月ほど、グリーの新規事業が立て続けにリリースされている。

2014年5月リリースのブランド品買取サービス「uttoku」に始まり、4ヶ月連続で5つのサービスがリリースされるという新規事業ラッシュ状態だ。しかもその内容は、前述のブランド品買取に、ホテル予約、リフォーム、子育て、介護と、ゲームとはおよそ関係のないものが続く。

ゲーム事業以外に収益の柱を作りたいという意思が明確にうかがえるが、あまりに節操のない事業ラインナップだ。しかし、グリー取締役 執行役員 荒木英士氏のインタビューコメントを読む限り、グリーの戦略には一本の筋が通っている。

荒木:「自分たちのコアコンピタンスは『世の中をインターネット化すること』である」ということです。(中略)ホテル予約というサービスはすでにインターネット化されていますが、まだモバイル化はされきっておらず、また同時に市場も何兆円とあるわけです。ブランド品の買取もリフォームも、既存の市場が大きい一方でインターネット化、モバイル化されていませんでした。(中略)新事業は外から見るとランダムな事業領域に見えますが、市場規模が潜在的、もしくは顕在的に大きいもの。またインターネット化、モバイル化されていないものです。
(Techcrunch http://jp.techcrunch.com/2014/08/20/jp20140819gree/)

この姿勢は、2014年6月期第4四半期決算説明資料にも「寡占的ポジションを目指しうる事業領域を選定し、重点的に投資を推進」と明確に記載されている。インターネット化がまだ手付かずに近い状態である事業を選定し、他社に先駆けて一気呵成にインターネット化、寡占に近い状態までユーザーをさらってしまう、というのが狙いなのだろう。

グリーの節操のなさ、オリジナリティのなさをやっかむ声もあるかもしれないが、彼らにとってそれは雑音にしか過ぎない。いつの間にか、オールドエコノミーのほとんどがグリーに制覇されていたという日がやって来るのかもしれない。

出典:Tech Crunch

ゆりかごから墓場、ラブホまで——グリーの新規事業と「100億円投資」の使い道
>> 続きを読む (外部リンク: Tech Crunch)

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