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ケンコーコム勝訴で高まる医薬品ネット販売参入の気運

by Images_of_Money (CC BY 2.0)

生活用品や書籍にはじまり、銀行、株・投資信託、保険商品など、現在は様々なものがネットで買うことができる。しかし、医薬品については2009年に厚生労働省が定めた省令により、ネットでの販売の禁止が定められていた。

今回、ケンコーコム株式会社と有限会社ウェルネットの2社が起こした裁判において、一般用医薬品のネット販売を禁止した厚生労働省令は違法だとして、国の敗訴が確定した。この判決を受け、上記2社をはじめネット販売大手のyahoo!ショッピングも販売に向けた準備を開始するなど、医薬品のネット販売が再び実現する運びだ。

医薬品のネット販売については、日本薬剤師会、日本チェーンドラッグストア協会、全国医薬品小売商業組合連合会、日本置き薬協会などの団体が中心となり、反対の声をあげていた。反対の主な論拠は、購入者に医薬品について直接説明し、よく理解して購入してもらうため、といったもの。しかし、店舗で本人以外が代理購入できてしまう現状ではネット販売を禁止する論拠としては合理性を欠く主張も多く、ネット販売禁止により既得権を守りたいという意図があると取られても仕方がない。

今後、厚生労働省はネット販売に関するルールの整備を急ぐようだが、ガチガチのルールで縛るのではなく、販売者・消費者の利便性を損なわない範囲内での、建設的なルール作りを期待したい。

出典:MarkeZine

ケンコーコムらが、一般的な医薬品のネット販売を原則禁止する厚生労働省の省令について起こした訴訟で、最高裁はネット販売を認める判決を言い渡した。

 今回の訴訟は、厚生労働省が2009年2月に公布した薬事法施行規則の改正省令が、一般用医薬品のうち、第1類・第2類医薬品の販売は薬局または店舗内での対面販売が必要として郵便等販売を禁止する内容であったことを受けて、健康食品や医薬品などのECサイトを運営するケンコーコムとウェルネットが東京地方裁判所に提起したもの。

 この裁判では、2012年4月に東京高等裁判所で原告側が勝訴したが、2012年5月に厚生労働省が上訴。2013年1月11日、最高裁によって上告が棄却され、高裁判決が確定したことを受け、両社は医薬品のインターネットでの販売を再開する。
>> 続きを読む (外部リンク: MarkeZine)

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