シャープに措置命令=掃除機に表示性能なし―プラズマクラスター機能で・消費者庁
シャープが製造、販売したイオン発生装置を搭載する掃除機について、広告でうたわれた性能がなかったとして、消費者庁は28日、同社に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。 関係者によると、問題があった広告は、イオンの発生装置「プラズマクラスター」を組み込んだ掃除機。
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シャープが製造、販売したイオン発生装置を搭載する掃除機について、広告でうたわれた性能がなかったとして、消費者庁は28日、同社に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。 関係者によると、問題があった広告は、イオンの発生装置「プラズマクラスター」を組み込んだ掃除機。
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消費者庁は、シャープの「プラズマクラスター」掃除機に対し、広告で表示された性能は認められず優良誤認にあたるとして、再発防止を求める命令措置を下した。
シャープは2000年より「プラズマクラスター」技術を搭載した家電機器を投入しており、現在では10を超える種類の商品が展開されている。「プラズマクラスター」商品はシャープ家電の主力であり、今回の行政命令措置はシャープのブランド戦略に影を落とすこととなりそうだ。
ブランド戦略は競合の多い市場を勝ち抜く一つの戦略として定着しているが、その過程において多くの消費者からポジティブな評価を得る必要があり、戦略が実を結ぶまでに比較的長い時間がかかる。そのためブランド戦略には、長期的な視野をもって「育てる」ことが重要であるが、「育てた」後の「守る」意識はもっと重要である。ブランドを「守る」ことは言い換えれば、消費者からの信頼と期待に応え続けることであり、その企業の社会的存在意義に直結する要素であるからだ。
広告の過大表示を意図的に行うことは論外だが、それがうっかりミスであったとしても、ブランド力は落ち、社会からの信頼を失う、という結果は変わらない。「育てた」後の「守り」こそ、商品が長年愛され、企業が存続するための秘訣であることを忘れてはならない。
出典:livedoor NEWS