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サントリー飲料会社、来夏にも上場へ

by jm3 (CC BY-SA 2.0)

来夏上場の一報が流れたのは、サントリーホールディングスの中でも「BOSS」や「サントリー烏龍茶」などのヒットブランドを取り扱う、サントリー食品インターナショナル。今回の上場の狙いは、上場により得た資金を海外の食品・飲料メーカーのM&Aを加速させるための原資にあてるためと見られている。

サントリーホールディングスはここ数年、海外企業のM&Aによる海外展開を積極的に展開している。事例として記憶に新しいのは、フランス清涼飲料メーカー大手のオランジーナ・シュウェップス・グループの買収だ。サントリーはこの買収により、リチャード・ギアが寅さんに扮するCMでもお馴染みの「オランジーナ」を日本で大ヒットさせている。

サントリーをはじめ、食品・飲料メーカーが海外展開を急ぐ背景には、日本国内市場の頭打ちがある。日本の食品業界はここ数年売上規模がほぼ横ばいで推移していることに加えて、安価なPBブランドの台頭や、少子高齢化による更なる人口の減少、消費者の安全志向の高まりに伴うコスト高など、経営環境に厳しさを増している。

また、海外展開を急ぐもう一つの背景が、グローバルベースですすむ食品業界の再編だ。海外の有望メーカーを競合企業に先んじて取り込み、グローバルにおいて確固たるポジションを確立しなければ今後の成長は見込めない。サントリーの海外売上比率は2012年に25%に達しているものの、数年先を見据えるとまだ盤石とは言えない状況にある。

食品・飲料メーカーが世界規模で大きな再編のうねりを迎える中、サントリーはお得意の「やってみなはれ」精神でグローバル展開を成功させることができるか。日本の食品・飲料メーカーの今後の展開を見守りたい。

出典:MSN産経ニュース

サントリーホールディングス(HD)が、傘下で清涼飲料事業を手がける「サントリー食品インターナショナル」(本社・東京)を来夏にも東京証券取引所に上場させる方針を固めたことが12日、分かった。時価総額は1兆円規模、上場で得られる資金は約5000億円にものぼるとみられる。調達資金をもとに海外でのM&A(企業の合併・買収)を強化するねらいだ。
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