グーグル第3四半期決算、売上・利益とも予想に届かず – 株価は大幅下落
米グーグル(Google)が米国時間18日に第3四半期の決算を発表。売上・利益ともアナリストの予想を大きく下まわる結果となり、株価は大幅に下落した。
>> 続きを読む (外部リンク: WirelessWire News)
米グーグル(Google)が米国時間18日に第3四半期の決算を発表。売上・利益ともアナリストの予想を大きく下まわる結果となり、株価は大幅に下落した。
>> 続きを読む (外部リンク: WirelessWire News)
米グーグルの第3四半期決算が開示され、利益・売上ともに市場予想を大幅に下回った。
今年5月に買収したモトローラの営業赤字のほかにも、主力であるインターネット広告部門の伸びの鈍化が影響を与えているというが、この背景には、インターネットにおける情報検索の方法や、PCからスマートフォンへのインターネット閲覧環境の変化があげられる。
例えば、何か欲しいものを探したいという情報検索のシーンでは、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンではなく、Amazonで直接商品を探す、という検索シーンが増えている。数年前と比べ、専門特化サイトのブランドがユーザーに定着していきているのだ。
また、スマートフォンの普及により、移動中にソーシャルネットワークを閲覧したり、アプリを利用する機会も増大している。興味のある情報は自分で検索せずとも、Facebook、twitterから自然に流れてくるし、また、地図アプリ・乗り換えアプリ・天気予報アプリなどの充実により、検索エンジンを利用する機会はさらに減少している。
「デスクトップPC」でまずは「ヤフー・グーグル」を開いて、というインターネット利用のスタイルは細分化し、今後も目まぐるしい変化が予測される。業界関係者はもちろんだが、経営者、マーケター、広報担当者も、自社の顧客層が購買に至るまでに、インターネットでどのようにして情報を得るのか、その大きな流れを理解しておく必要がありそうだ。
過渡期を迎えたインターネット広告事業、グーグルの次なる一手が注目される。
出典:WirelessWire News