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クラウドファンディング法が成立、資金調達の多様化は実現するか

Photo: by Chicago Dave Sizer https://www.flickr.com/photos/aphid00/5917793112/

5月23日の参議院本会議で通称「クラウドファンディング法」が可決された。本改正により、企業における資金調達の手法は大きく変化していく可能性がある。

日本では既に多くのクラウドファンディング事業が成立しているが、組織や個人のプロジェクトを純粋に応援する寄付的なものや、投資の見返りに完成品の購入権利を得るなど特典付きのものが中心だった。iPS細胞の山中教授が研究資金1,000万円をクラウドファンディングで調達したのは寄付型の代表例といえるだろう。

今回の法改正により、未上場企業はクラウドファンディングを通じて、総額1億円未満、一人当たり投資額50万円まで投資を募ることができるようになった。規模は少額ながら、IPOや直接金融以外の資金調達手法が生まれることによって、スタートアップ企業や、魅力的な製品ストーリー、コーポレートストーリーをもった企業が、クラウドファンディングを通じて成長の原資を得ることも可能になる。

本改正の施行は2015年から。法改正によりクラウドファンディング事業への新規参入の活発化も予想される。日本における資金調達手法の多様化は実現するのか、今後の動きに注目したい。

出典:金融庁

金融商品取引法等の一部を改正する法律の概要(金融庁ホームページ)
>> 続きを読む (外部リンク: 金融庁)

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