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キヤノンMJ、医療画像ソリューション事業に参入

財経新聞

キヤノンマーケティングジャパンは、医用画像データをネットワーク経由で統合管理する「PACS(医用画像情報システム)」を新たに市場に投入し、医療画像ソリューション事業へ参入することを発表した。同社はこれまで、X線デジタル撮影装置やマンモグラフィーなど、画像診断装置の販売を中心に行ってきたが、今回のPACS投入により、医用画像の撮影から管理までを自社製品でカバーできるようになる。

医療のIT化は、近年加速度的に発達をしている分野ではあるが、意外にもPACS市場のピークは既に過ぎたとのリサーチ結果がある。医用画像のIT化を支援するPACSは、フィルムレス推進を背景に急速に導入が進み、大病院に限っては約95%が導入済みとなっている。今後はリプレース需要が中心になると言われている状況である。(株式会社シード・プランニング調べ)

ではなぜ、今、PACS参入なのだろうか。その狙いは次のフェーズであるクラウド、そしてビッグデータにあると考えられる。現在のPACSは、医療関連データが重大な個人情報と密接に結びついている抵抗感から、閉ざされた院内ネットワークでの利用が主流となっており、クラウド化はまさにこれからなのである。クラウドサービスの個人利用や企業インフラ化が定着しつつある今日において、医療ITにもクラウド化の流れが来ることは必至だろう。

同社は、今年10月に今後のITインフラ拠点となる新たなデータセンターの稼働を開始した。これはクラウドプラットフォームのイニシアチブを見据えた布石と言える。データセンターは広域医療ネットワークの基礎インフラとなり、集約された大量の医療データは「荷物」から「資産」へと姿を変え、最先端医療研究のデータベースの役割を果たす。 まさに次世代医療の到来である。

キヤノンマーケティングジャパンは医療ITに革命を起こせるのか。今後の展開に期待したい。

出典:財経新聞

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は1日、画像診断装置のデータを統合管理するPACS(Picture Archiving and Communication Systemの略、医用画像システム)を開発し、新製品“PRIMITUS(プリミタス)”シリーズとして2013年1月より発売すると発表した。
>> 続きを読む (外部リンク: 財経新聞)

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