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  • 専門家との個別契約は非効率?これからは「トータル支援サービス」が必要不可欠!

互いの不得意分野をカバー!専門家だけが参加できる「トータル支援サービス」の重要性  ―企業には第2の利益がある vol.010

株式会社プロネット
代表取締役 公認会計士
高橋 廣司

親族承継・MBO・M&A・IPOの経営承継の4つのストーリーの長所・短所について、前回までにお話をさせていただきました。実際に各ストーリーを実行するには、「経営承継計画」の作成が必要となります。

「経営承継計画」が必要とするのは、高い専門能力!

「経営承継計画」とは、従来の相続税対策および後継者教育を中心とした事業承継計画であり、なおかつ、承継する会社を属人的経営スタイルから、組織的な経営にするための総合的な事業(経営管理戦略・労務管理戦略・税務戦略)の承継のための計画であります。

「経営承継計画」で重要なことは、各分野でハイクオリティな知識と豊富な経験を積んだ専門家の「トータル支援サービス」により作成されることです。各専門家の求められる役割は下記の様に高い専門能力が必要になります。

1.税理士
今まで、事業承継の相続税対策では、アドバイスの役割を中心となり担ってきましたが、これからの経営承継では、連結納税制度やグループ法人税制、組織再編税制などの、企業まわりの税務を含めたトータルアドバイザーとしての役割が重要になります。

2.弁護士
法律の専門家で、また、法人・個人の両面からアドバイザーの役割を担います。経営承継では遺言関係や、組織再編などの法律業務も重要です。法律手続きの瑕疵(かし)を防ぐため、豊富な経験が求められます。

3.社会保険労務士
経営承継前後における役員・従業員のモチベーションの維持・向上、労務コンプライアンスという点で、重要な役割を担います。

4.経営管理コンサルタント
会社経営における、内部管理体制の構築・構築支援業務といった、組織的な経営管理体制の整備に重要な役割を担います。

5.システムの専門家
内部管理体制の構築にあたり、効果的なシステム投資のアドバイスをします。適切なシステム投資ができるようにします。

これからは専門家との個別契約ではなく…?

専門家にもそれぞれの分野の中で、得意な業務と不得意な業務があります。また、経営者からその専門家がどれを得意にしているのか、どの業務を不得意にしているのかを判断するのは困難で、さらに各専門家と個別に契約を結ぶことは非効率的です。

よって、これからの経営承継の局面では、少なくとも上記の役割を担える豊富な経験を持つ専門家のプロジェクトチームによる、「トータル支援サービス」を受けることが必要であると考えます。専門家なら誰でもサービスができるのではなく、選りすぐりの専門家だけが対応できるサービスと考えます。

今後経営者のニーズに応えるために「トータル支援サービス」が、ますます求められると考えます。我社もさまざまな専門家とネットワークを結び「トータル支援サービス」を展開しており、今後より一層、このサービスを発展させていきたいと思います。


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高橋 廣司

中央監査法人、新日本有限責任監査法人で公認会計士として株式公開の支援業務を中心に活動し、20社以上の上場準備支援、1500社以上のショートレビューを経験。2011年株式会社プロネットを設立。現在は代表取締役を務め、様々な分野のプロフェッショナルを結集して企業をサポートしている。