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管理部門の有効活用で収益増加! コスト組織にしておくには惜しい管理部門の活用法  ―イノベーションコラム「長山宏のああ感動」 vol.019

株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士 税理士 中小企業診断士
長山 宏

私は経理部・財務部・総務部・人事部・情報システム部などの管理部門は、経営資源である人・物・金・情報を調達・管理・育成・評価・循環させながら、全社的な視野で有効活用する為の機能を受け持っていると考えています。

イノベーションコラム「長山宏のああ感動」

このコラムでは長山宏が日々の実務の中で感動した事を、つれづれなるままに文章にしたため、掲載をしていきます。 

管理部門についての見方

一義的には各部門にその管理責任がありますが、限られた経営資源を全体最適で活用するには専門部署の存在が必要だと思っています。一般的には、管理部門は直接収入を生まない為に「出来る限りコストを掛けない方が良い」と思われていますが、私は違うと思っています。あくまで、全体最適を考慮しながらの費用対効果で考えるべきだと思っています。今回は顧客情報の取り扱いに関して、ある会社の取り組みを基に管理部門の効果について考えてみたいと思います。

その会社は、事務部門の中に企画・開発機能があります。そしてこの度、営業・技術・サポート各部門の各個人に集まっている顧客情報を事務部門が全て収集し、企画開発担当者がその情報を基に情報の取り扱い方針を決めて、有効活用する事を決定し、活用を始めました。事務部門で収集した顧客情報をデータベース化して全社員が常に内容を把握出来る状態を作り、営業にはお客様が欲している「困った時にはどうするか」に関する情報を基に「バカでも売れるツール」を作り、営業員が活用出来るようにすると共に、ホームページ、ツイッター、フェイスブック、ブログ、メルマガ等でお客様にお役立ち情報を提供します。

また、開発ではお客様ニーズ情報を新商品開発に活用すると共に、技術に対してもサポート営業から入手した情報も活用しながら、技術対応に役立てるようになりました。また、営業外のサポート担当者が営業・技術の担当者を牽制する意味でお客様にアフターフォローの電話をして、状況確認及び、メンテナンスフォローを始めました。すると、リピート率が約2倍になり、営業せずに注文が入ってくる「なりゆき」も約2倍になりました。利益の増加額は、事務関係の残業代やサポートでの人員増による人件費の増加をはるかに上回りました。情報の有効活用の為にかけたコストを増加収益がはるかに上回ったのです。このように、人・物・金についても管理部門が会社的な有効活用という視点で機能する事で、より安定した企業になれると思います。

「長山宏のああ感動」はメールマガジンとしても発信をしております。

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長山 宏

91年三優監査法人入社、97年三優BDOコンサルティング(株)取締役就任を経て現在に至る。京セラの稲盛名誉会長を師と仰ぎ、「社長が変われば全てが変わる」という標語のもと活動中。

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