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付加価値を生み出す 威力ある「バリューチェーン」の作りかた ―イノベーションコラム「長山宏のああ感動」 vol.022

株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士 税理士 中小企業診断士
長山 宏

私は経理部・財務部・総務部・人事部・情報システム部などの管理部門は、経営資源である人・物・金・情報を調達・管理・育成・評価・循環させながら、全社的な視野で有効活用する為の機能を受け持っていると考えています。

イノベーションコラム「長山宏のああ感動」

このコラムでは長山宏が日々の実務の中で感動した事を、つれづれなるままに文章にしたため、掲載をしていきます。
 

バリューチェーンの威力

バリューチェーンとは価値の連鎖のことです。経営において、価値があるのは「商品・サービス」のみですので、その商品・サービスを作る過程で価値が作られていくと考えます。

いかなる業種、業態であっても、突き詰めて考えると重要な機能は営業・開発・マネジメント・生産・アドミ(商品サービスを作る為に必要な人、モノ、金、情報の管理)の5つの機能しかありません。それをそれぞれ商品・サービスを安定的に供給・管理する為に、それぞれ仕事を通して中間商品を作るのです。それぞれの中間商品を作るためのプロセスが仕事であり、プロセスを重ねることで価値が作られていくのです。その価値が作られていく流れがバリューチェーンです。

バリューチェーンを作るにはお客様の状態を調べ、いかに不平・不満・不都合を無くし、喜び、感動を与えられる状態を定義出来るかが重要なのです。私は、コンサルティングの現場でお客様の状態を聞き、商品、サービスの在り方を再定義しましょうと申し上げますが、殆ど企業がお客様のことを分かっていません。そして「聞いて下さい。調べて下さい」と申し上げると「無理です」との回答が返って来ます。聞かないうちから防御本能で無理と思い込んでいます。「お客様の為になるわけですから教えてくれます。聞いてみて下さい」と申し上げ、約30件の調査をして頂きます。

すると宝の山にぶつかります。自社がなぜお客様に評価されているか、どうすればお客様は喜んで買って下さるかが見えるのです。この情報を営業のみならず、全機能の社員が共有しながら、自らの仕事を行うことで、自分の仕事の目的が明確になり、動機づけになります。

先日もお客様を知ったことで、目の色が変わった社員の方が目を輝かせながら会議で発言をされていました。殆ど会議で発言をしたことが無かった人ゆえ、社長が喜ばれ「彼は変わった」とご満悦でした。バリューチェーンは会計との連動で行動と結果の因果関係を明確に出来ますので結果が出しやすくなります。威力のあるバリューチェーン作りは、まずお客様を知ること。

これは孫子の兵法にも繋がる基本中の基本なのです。

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長山 宏

91年三優監査法人入社、97年三優BDOコンサルティング(株)取締役就任を経て現在に至る。京セラの稲盛名誉会長を師と仰ぎ、「社長が変われば全てが変わる」という標語のもと活動中。

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